愛知県陶磁美術館で桃山・江戸の華やぎ古唐津・古武雄 を開催していいます。関連して、柳宗悦が古武雄(肥前二川)に出会った時の事を書いた文章があるのでご紹介します。

「この松絵の大捏鉢を私が最初見初めたのは、・・・・・・
信州小諸の道具屋であった。程なく水甕も求めたが、最初はどこの窯のものか見当もつかなかった。昭和の初め頃は陶磁史の専門家の知識も甚だ限られたもので、誰に聞いても知っている人がなかった。恐らく越中瀬戸だと説明されたくらいだ。
 私が始めてこの大捏鉢を「大調和」誌上に紹介したのは昭和三年正月号であるが、その頃もまだ窯が見出されず、只九州の産という見当がほぼついたくらいである。民窯のこと故、誰にもよく知られていないのである。」
九州の焼物(古武雄)に信州小諸で出会ったと蒐集物語に書いている。
当時は研究も進んでおらず、越中瀬戸と説明されたが、昭和2年末に九州産であろう所まで分かっていたようだ。同じ頃、九州久留米の陶器屋で「今出来と思えない」焼き物と出会ってしまう。これが後に小鹿田(おんた)と知るが、この時も古武雄(肥前二川)を調査していたのかもしれない。柳の興奮は最高潮に達していたことだろう。調べたいことが次から次に現れ、古武雄の調査は進まなかったかもしれない。ただ、古武雄(肥前二川)の鉢はお気に入りだったに違いない。(個人的見解です)

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このガラス絵は芹沢けい介の作だが、ここに描かれている下段の皿は古武雄(肥前二川)の皿に違いない。日本民藝館の陳列ケースを描いたもので、古武雄の皿が大切にされていたことが想像できる。

現在、愛知県陶磁美術館で桃山・江戸の華やぎ古唐津・古武雄 を開催中です。これほどまとまった形で古武雄が公開されるのは中部地区初です。ぜひご覧ください。

5月1日~7日までアートステージではガラス工芸 シルバーアクセサリー 
植原美穂子・長谷川昌之 二人展

1405植原長谷川スク

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