愛知県陶磁美術館 桃山・江戸の華やぎ古唐津・古武雄展の図録内(佐賀県立九州陶磁文化館 館長の[総論]肥前陶器における古武雄の位置づけ)で以下のように柳について書かれている。「古武雄の美術的評価は、民藝において最初に評価された。柳宗悦らによる昭和初期の民芸運動により民衆的な工芸が着目され、古武雄の大鉢は民衆的なエネルギーの満ち溢れた傑作として高く評価されたが、あくまでも雑器の美としての評価であった。民芸における評価が定着するにつれて、半面高級品ではないというレッテルを貼られた格好になり、美術的な評価にマイナス面が生じたことは否めない。・・・」 衝撃的内容!
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古武雄が美術品として評価されなかったのは、柳宗悦が雑器として世に発表した事が原因だったんですね。高級品(金銭的に)でないものは美術的価値が低い物なんですね。
とても残念です。柳は当時殆ど見向きもされなかった器に美を見出し、世に発表しました。雑器だろうが、茶道具だろうと美しいものは美しい。正当に古武雄を評価しなかったのは他の人たちではないのでしょうか? 品物の値段は市場で決まります。茶道具は高い市場性がありますが、捏鉢に高い金銭的価値を見出すことは難しく、扱う古美術商も少なかったでしょう。茶の湯に使える道具であればそれなりの値段になったことでしょう。高級茶道具でなくても、雑器として扱われる器の中にも美しいものがあります。高級品(高額品)でなくても美しいものはあります。柳が生きていたらどんな反論をしたでしょう。

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さて、アートステージでは5月1日~7日まで ガラス工芸 シルバーアクセサリー
植原美穂子・長谷川昌之 二人展を開催しています。 お値打ちな作品です。どうぞお楽しみください。

 

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